読む鉄道、観る鉄道 (4) 『大陸横断超特急』 - アメリカの鉄道旅行はハプニング満載!?
と劇中で紹介されている。
この会話が登場するのは、最後尾の展望ラウンジバー、にぎやかな大人の社交場でのことだ。
ジョージが乗る1等車は1人用個室で洗面所付き。
ヒリーの個室は隣で、間の壁は取り外しでき、ツインルームとしても使える仕様に。
ヒリーのボスが乗る車両はリビングルーム付きのスウィートで、ほかに日本の2段式A寝台にあたる中央通路式の寝台車もある。
ジョージとヒリーが親しくなる食堂車はアラカルト方式で、コースのオーダーも可能。
ほぼ全編にわたり豪華な列車の旅が見られる。
「シルバー・ストリーク」は実在しないが、ロサンゼルスとシカゴを結ぶ列車は実在する。
「サウスウェスト・チーフ」の名で現在も運行され、「シルバー・ストリーク」とほぼ同じダイヤで、約3,600kmを2泊3日で走る。
しかも毎日出発だという。
日本では夜行列車がどんどん廃止される中、自動車社会で自家用飛行機も普及するアメリカでは、いまだ長距離列車が残っている。
うらやましい限りだ。
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