2012年3月16日 11:46
カーストを超えた”インディアン・ドリーム”とは? 世界一周の旅『インド編』
車も多く、フォルクス・ワーゲンやベンツもあるが、マルチスズキの車がいたるところに見られる。
車のほとんどは新車であることから、モータリゼーションが始まってから、それほど期間がたっていないことを表していることも述べた。
中野氏が、スズキのインドでの存在感について言及すると、カン氏は、1980年代からスズキが進出して、長い時間をかけてインド全土に販売網を構築してきたと説明。
別の見方をすれば、他の日本企業にとっても、潜在的なチャンスは数多くあると話した。
インドのマイナスの面としては、他の新興国と同様、官僚主義が残っており、役人が許認可権を握っていたりするが、政府はその負の面を認識しており、状況は少しずつよくなってきていると述べた。
また、中野氏は「インドの成長のポイント」について尋ねると、インド人の人口の半分が20代までで占められており、この人達が年齢を重ねるにしたがって、購買力がさらに増していくことを挙げた。中野氏がこの点について、他のBRICsと比較した場合のインドのアドバンテージであると総括し、「インドの未来は明るい。
ぜひ皆さんも一度インドに行ってみては」と呼びかけていた。