非ベンゾジアゼピン系不眠症治療薬、発売へ―国内では12年ぶり - エーザイ
適切な睡眠をとり、心身ともに十分な休養をとっていてこそ、日中、有意義に過ごすことができるし、健康で長生きすることができると説明した。
また、不眠対策を国別に比較した結果、日本人は「医師に診てもらう」、「睡眠薬を服用する」という選択をする人が圧倒的に少ない。
そのかわりとして、「アルコールを摂取して寝付きをよくする」という方法をとっているという調査結果を報告。
内村氏はその理由を、「日本人は、眠れないくらいでは死なないと思っている。
睡眠薬を服用することは怖いからアルコールで対処しようと思っている」と説明した。
しかし、睡眠に対するアルコールと睡眠薬の影響を比較した結果、アルコールには「寝付きがよい」という効果しかなく、中途覚醒、深睡眠、耐性、依存症予防に対しては有効ではないことが分かっているとして、中途覚醒にも効果が認められていながら、依存性や持ち越し効果の心配はない「ルネスタ(R)錠」が不眠症患者の役に立てばと話した。
全国956名の医師にアンケートをとった「不眠症に対する実態調査」の結果でも、不眠症改善に期待される薬剤として、「入眠障害と中途覚醒の両方に効果が高い」ことへの支持が圧倒的に高い。