2012年5月30日 12:36
東京ステーションホテル公開 - 日本の首都の中心で、最高級のくつろぎを
ところで、テーブルの上のメモ用紙に注目。
なんとホテル特製で原稿用紙をデザインしている。
東京駅といえば、政界、産業界のセレブだけではなく、歴史に残る作家にも愛用された。
「違う! カンヅメにされたんだ」と怒られそうだけど、ここで生まれた作品といえば松本清張の小説『点と線』があまりにも有名だ。
『点と線』といえば、東京駅ホームの5分間の見通しが事件の鍵になる。
そういえば、ドーム下の改札口が見えるなら、トレインビューの部屋はあるだろうか? 「いくつかできる予定です。
ただし……、ホームを見通せる部屋はございません。
中央線の高架ホームができてしまいましたので」とのこと。
東京駅の中央部はドームではなく、三角スレート屋根になっている。
これも開業時当時の姿に忠実な構造だ。ただし、中身は当時と異なる。
開業時、この三角屋根部分は屋根裏として使われていなかった。
今回はここを広さ400平方メートル、高さは最高で9mの広場「The Atrium」とした。
皇居側から見ると当時の姿だが、中央線ホーム側の傾斜部分はガラス張りになっていて、そこから太陽の光が降り注ぐ。
逆に夜は室内の明かりを透過させ、夜景の中で東京駅の存在感を示すという。