2012年6月19日 16:01
”婚活疲労外来”の医師に聞く - 婚活で病気にならないために
河本メンタルクリニック(東京都墨田区)では2009年12月、”婚活”を行っている過程で不調になった人のための「婚活疲労外来」を立ち上げた。
この”婚活疲労”について同クリニック顧問の小野博行医師に話を聞いた。
小野医師は河本メンタルクリニックで治療にあたるほか、院長を務めるおのクリニック(東京都東村山市)でインターネット電話サービスを活用した「婚活疲労スカイプ・カウンセリング」も行っている。
「私自身は婚活というものについてよく知らなかったのですが、もともと鬱(うつ)の患者さんの中に婚活をしている方がいて、うまくいったかいかなかったかでそのときの病状に影響が出ていたんです」と小野医師。
「ネットでも調べてみたところ、婚活をしているという人のブログの中には、こちらから見たら鬱(うつ)に足を踏み入れているような人も見受けられた。
これはきびしいものなのだなと感じました」と振り返る。
そこで婚活特有の精神疾患に対応するために、専門外来を立ち上げることになったという。
婚活疲労外来を受診する人には当初男性が多かったそうだが、現在は男女半々くらいになった。
年齢は30代~40代くらいが多いという。