今オリンピックで熱い「ロンドン」、現地で暮らす”生活事情”はどんな感じ!?
なぜなら、残念なことに未だに階級社会の名残もあり、また、世界中のあらゆる国から流れてくる移民たちによって、そこには何一つ平均が存在しません。
例えば、高級住宅街といわれる場所は、それこそ馬専用の信号があって、上流階級の方々が優雅に馬のレッスンをされる姿が見られる場所や、映画に出てくる貴族が住んでいるような豪邸、広大な庭を持つお城さながらの邸宅が集まっている地域もあります。
かと思えば、生活保護を受けて暮らしている方々が多く住む場所もあります。
カウンシルフラットという公営住宅には、誰でも入居できるということにはなっていますが、実際は家賃を払えない低所得の方が優先されます。
家賃は格安で、それでも払えない人には政府の手当てがおります。
入居を待っている人たちは数百万人と言われています。
中には親子3代で、仕事をすることもなく、生活保護を受け続けてカウンシルフラットに住み続けている家族も、もはや少なくありません。
という事情で、イギリスでは平均を算出することはとても困難です。
安全に、通勤や通学に便利な場所に住もうと思うと、ある程度の出費は覚悟しないといけないのではと思います。