2012年8月22日 00:40
名古屋は関東なのか関西なのか? 名古屋人ライターが説く!
雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。
そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。
だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。
なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。
つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。
関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。
自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。
名古屋人はプライドが高い。
「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。
なぜか。
それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。
日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。
そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。
上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。