文法を意識することなく、高度な英会話力が身に付ける学習法とは?
「複数名詞に“the”を付ける場合はどういうときなのかなど、冠詞の使い分けについて日本人はとても苦手です。
いくら単語を暗記し、文法を学んでも、実地の会話力では冠詞を含めた単語の使い方と複数形をキチンと使い分けることができないと、意味がまるで通じないということになりますから」神田さんがそう指摘する冠詞と複数形の課題についても、ロゼッタストーンならカリキュラム順に進むことで自然に身についてくるという。
「全編を通して行われる、日常の生活シーンを表した写真と関連づけたリスニングとスピーキングの繰り返し。
この、単純で繰り返し行われる学習法が、文法から意識させることなく視覚と関連づけた情報を素早く英語化してしまう能力を高めるんでしょうね」それこそが、前述の“赤ちゃんのころから英語で育っていく錯覚”だと神田さんは力説した。
1991年からアップル社のキーノートスピーチに参加。
ジョン・スカリーやスティーブ・ジョブズを取材したビデオ動画を配信するなど、ビジネスの最前線で英語を駆使していた神田さんがあらためてロゼッタストーンで英語を学ぼうと思ったのはなぜか。「取材については、あらかじめこちらが用意した質問に答えてもらうものでしたし、撮影後の動画についても正確性を要するときは知り合いのネイティブの助けを借りて訳せばいい。