どこで学ぶかより、何を学ぶか。大阪で覚えた英語で、いつかはハリウッドへ - 角田信朗さん
ドイツ語圏の彼でしたが、ハリウッドスターになりたいという夢もあって英語を一生懸命勉強していました。
僕が英語を話せたこともあって、アンディは「カクタ、マイフレンド」と慕ってくれました。
一緒にバラエティー番組に出ることもありました。
通訳だったら普通に訳すところを、僕はアンディの言葉をバラエティーに慣れた人間としてアレンジするんです。
例えば、とんねるずの番組で出演者が「ゲームに勝ったらアンディと戦いたい」と言って、アンディが「Good Spirits!」と返した時、「よい精神ですね」というのを、僕が「見上げた野郎だ」と訳すとウケるわけですよ。
そうしたらアンディは「カクタとテレビに出る時は通訳はいらない。
カクタンディだ」と喜んでくれたんです。
そういった関係から、アンディに子どもが生まれた時は「日本語に聞こえる名前をつけてくれ」と言われました。
「セイヤ」という名前をつけましたが、友達関係以上の厚い信頼を感じました。――これから角田さんが、英語を使ってチャレンジしたいことはありますか。
海外で試合をやる時は、必ず現地の言葉でスピーチをしていました。
こういった外国語でのパフォーマンスは今後もいろいろとやっていきたいです。