くらし情報『米国は本当に”隆盛”に向かうのか? 「新エネルギー革命」で見る米経済の今後』

2012年12月7日 10:05

米国は本当に”隆盛”に向かうのか? 「新エネルギー革命」で見る米経済の今後

ですが、日本の商社などは、こぞって米国でのエネルギー事業に参画しています。

また、化学メーカーなども進出しているほか、シェールガス・オイル採掘のためのパイプを供給するなど、各企業が得意分野で関わっています。

――なるほど。

日本らしくうまく関わっているんですね。

今までのお話で、「新エネルギー革命」による米国経済”隆盛”の道筋が見えてきましたが、米国経済にマイナスの側面はないのでしょうか?実はすぐ目先の懸念材料として、年末年始に「財政の崖」を控えています。「財政の崖」とは、ブッシュ減税が切れたり、強制歳出削減が起こったりすることで、米国の景気が後退するのではないかと懸念されています。

この問題がクリアできなければ、企業が設備投資を行わなくなったり、個人が消費しなくなったりする可能性があり、12月・1月の経済指標が下ぶれるなら、金融市場にはマイナスとなるでしょう。

ただし、ほとんどの専門家は「財政の崖」はうまく回避できるのではと予想しています。


「新エネルギー革命」も「財政の崖」もそうですが、投資家の方には、いろいろなアンテナを常に張って、さまざまな動きをキャッチしていただければと思っています。

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