深まる秋もいよいよ終盤。
紅葉に色づいた街をお散歩していたら、たくさんの猫たちに会いました。
池袋駅から南へ歩くこと十数分。
さっきまでの喧騒(けんそう)がうそのように、静かで昔ながらの情緒を残した街並みが広がります。
鬼子母神(きしもじん)堂や大鳥神社、雑司ヶ谷霊園や旧宣教師館など、紅葉の美しい場所を歩いていきます。
暖かな日差しがさしており、良い散歩日和になりました。
空を彩っていた紅葉も、その多くが地面に舞い落ちていて、秋の終わりを感じさせます。
枯れ葉色の道を歩くときに奏でられる葉音が、とても耳に心地よかったです。
路地で「みゃーみゃー」と小さく鳴く声がしました。
声の出どころをたどると、とっても小さな子猫が。
「にゃー」と話しかけると「みゃー」と返してきます。
しばらくすると横からもう一匹の猫が現れ、子猫が寄って行きました。
母猫だったようで、子猫はママの周りをくるくる回ります。
子猫を守るように構える母猫は、とても神々しく見えました。
散歩もほどほどに、都電を利用して大塚駅を目指します。
この日は、猫たちのために日夜活動を続けている「東京キャットガーディアン」