トロっとして甘辛い! B1グランプリで話題の山梨県「甲府鳥もつ煮」とは?
それは、そばの前菜として食べるという方法だ。
もともとおそば屋さんが作り始めたということで、そばを待つ間に食べるのが一般的だったそうなのだ。
そばの前にもつ煮とは、なんとも乙な光景だ。
しかし、甲府の人たちにとってはこれが当たり前。
県外のおそば屋さんに入って、もつ煮がないと「なんでないの?」と不思議に思ってしまうらしい。
この鳥もつ煮、元祖の味を試してみたいという方には、発祥店の奥藤本店がおすすめだ。
味はもちろん作り方にも注目!強火で素早く調理するため、小さな鍋をペンチでつかんで調理する独特の方法をとっている。
一番人気は、そばともつ煮のセット。
本場の味が体感できる。
ちょっぴり大人っぽい食べ物なので、年配者を中心に食べられているのかと思いきや、子どもたちや若者も大好きだという。
新鮮なもつが手に入ったら手作りする家庭も多く、甲府のおふくろの味でもあるそうだ。
味付けはしょうゆと砂糖だが、地元では「甲府鳥もつ煮のタレ」が市販されているので、自分で作りたいときはこのタレを活用してもいいだろう。甲府鳥もつ煮は、最近では全国的に知られる存在になっている。
2010年の第5回B-1グランプリで、甲府鳥もつ煮を応援するまちおこし団体「みなさまの縁をとりもつ隊」