夫が上に立つか、妻が上に立つか。一般的に夫婦関係とは、このどちらかのパワーバランスによって成り立つことが多い。つまり、亭主関白かカカア天下かということだ。
世の男性の多くは、それはもう亭主関白を求めるだろう。特に20代~30代の若い男性の場合はなおさらだ。まだ体力も情熱もありあまった遊びたい盛りの年ごろなのに、恐妻の尻に敷かれて、お小遣いやスケジュールをきっちり管理されるようなカカア天下になってしまうと、ストレスが溜まってしまう。結婚後の男性が独身時代と同じように趣味に没頭したり、友達と夜遊びしたり、時にはキャバクラ遊びでさえも満喫したり、そういう自由な暮らしを続けていこうと思ったら、亭主関白な夫婦関係を築いたほうが好都合だ。決して浮気を推奨しているわけではありませんので、悪しからず。
ちなみに昭和を代表する名俳優・勝新太郎氏(故人)は中村玉緒氏という良妻がいながらにして、その妻に浮気を容認させていたという。中村玉緒氏曰く、たとえ夫が浮気したとしても、最終的に自分のところに帰ってこればいい、とか。まさに「男は船、女は港」の考え方である。大海に船出して、色んな島(女)に立ち寄ってくるのはいいが、あくまで帰ってくる港は奥様ということだ。