【コブスくんのモテ男道!】歯科医の教え 節水もできる「歯磨き」とは?
「虫歯や歯周病の元凶である細菌のかたまりをプラーク(歯垢・しこう)と言いますが、これが一日のうちで最も繁殖しているのは起床時です。歯の表面を触ってネバネバしていたらそれがプラークで、食べかすとは違うので注意してください。
寝ているときにはだ液はあまり出ないので、口のなかが掃除されず、プラークが増大します。寝る前の歯磨きをすすめるのも、起床時のプラークを少なくするためです」
■歯ブラシがないときは
歯ブラシの代用についても江上先生は、
「歯ブラシが手に入らない状況にある場合は、綿棒、ガーゼのハンカチの切れ端、スポンジがあれば小さく切って指ではさんで歯を磨きます。それもないときや病気などで寝込んだときは、だ液だけで食べかすやネバネバをくちゅくちゅと掃除してから飲み込んでください。新たなだ液が出ますから」とアドバイスします。
ストレスと口腔内の異常は密接な関係にあり、だ液の不足は多くの疾病に発展する可能性があること、またその対策には、「だ液歯磨き」が有効であると教わりました。チャレンジしてみると、飲み込んだあとに口のなかがリフレッシュされたようで、すぐに新しいだ液が出てくることも実感できました。