【コブスくんのモテ男道!】内科医に聞く。精神的ストレスや体の不調を感じたらどうすればいい?
交感神経とはいわゆる「戦闘モード」に入ったときに働く神経です。例えば、試験中や面談のとき、重要な会議のときなどは目前の状況に集中して、緊張しているでしょう。その間、眠くなる、トイレに行きたくなる、おなかがすくなどということはありません。
反対に、「リラックスモード」の働きを担うのが副交感神経です。緊張から解放されると、急に空腹感を覚えるとか、あくびが出ることがあるでしょう。そんなときは、副交感神経が働いています。
■長く続く緊張や不安が睡眠障害を招く
――不安なことがあると、リラックスできないのですが……。
泉岡先生不安が続く間は、ずっと交感神経が働いている状態で、副交感神経が働かない。
するとどうなるか。ここが重要ですが、睡眠障害が起こります。多くの体調不良は、これが原因です。
誰しも「緊張して眠れない」ということがときどきはあると思いますが、健康であればその状態が長く続くことはありません。でも、災害発生時など、命や生活にかかわる大きな不安を抱えると、交感神経が優位に立ったままとなって不眠が続くことになります。■2週間、自分流リラックス法を続ける
――不眠になると、体調はどう変化するのでしょうか。