【コブスくんのモテ男道!】心療内科医に聞く。怒りをコントロールする方法
娘たちにもめごとを見せたくないという理性が働いて、難なきを得たことがあります」
■怒りが高じて依存症に陥らないよう
また、怒りが高じてコントロールができなくなった場合について、野崎先生はこうアドバイスをします。
「怒りにまかせて、お金をむやみに使う、ギャンブルにはまりすぎる、お酒を飲んで悪態をつく。これらには気をつけないとなりません。
こうなると、自分の行為そのものが脳に刺激を与えてさらにノルアドレナリンを分泌させ、怒りが怒りを呼び、非常に攻撃的な状態に陥る、その結果、依存症になるということがあります。
こういった場合は、日ごろから自分の意見として言うべきことをこまめに言うことが大切です。ストレスのはけ口をまとめて、買い物、ギャンブル、お酒に向かわせると、いずれは人間関係を壊し、体調面にも悪影響を及ぼします」
野崎先生は、最後にこう証言します。
「依存症になってから心療内科を訪れる人は多いけれど、イライラがひどいからといって、カウンセリングを受けたり、心療内科を訪れたりする人はあまりいません。一人で悩んでいるよりも、早めに医師に相談したほうが解決の道は近いですよ」。
怒りによって人間関係を壊す、仕事に破たんを来す前に、これらのアドバイスに耳を傾け、少しでもコントロールすることを心がけたいものです。