【コブスくんのモテ男道!】胃下垂の人は太らない? 内科医がダイエット都市伝説を検証
伝説2・やせの大食い
テレビで見かける「大食いタレント」の中には、やせている人も多くいますが、いわゆる「やせの大食い」の人の体は、どういうメカニズムなのでしょうか。
「たくさん食べればエネルギー摂取量が増えて太るはずなのに、太らない人もいらっしゃいます。私がクリニックで診察した経験からは、太らない人の何割かは胃下垂が見られました。
ほかには、遺伝などの要因で脂肪を分解する細胞を多く持っているため、カロリー消費が多くなって太りにくいということも考えられます。
また、太りにくい食べ方が自然に身についているという場合もあります。実は、食品別に食べる順番を変えることで、同じ量を食べても太りにくくなるということが分かっています。
食事をする場合、まずは、野菜やきのこ、こんにゃくなどの食物繊維を先に食べて、次に、肉などのたんぱく質を、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにします。糖質になる炭水化物を食べるタイミングを遅らせるのです。
そうすると、先にごはんや肉類を食べるよりも、脂肪吸収が緩やかになります。食べても太らないという人が周囲にいたら、食べる順番に注目してみてください」