くらし情報『【コブスくんの使えそうな仕事術】心療内科医に聞く。大食いと過食症の違いとは?』

【コブスくんの使えそうな仕事術】心療内科医に聞く。大食いと過食症の違いとは?

【コブスくんの使えそうな仕事術】心療内科医に聞く。大食いと過食症の違いとは?
食べても食べても太らない、やせの大食い、……そんな体質の人がいます。なぜそのような体形でいられるのでしょうか。また、大食いと過食症はどう違うのでしょうか。
心療内科の専門医で野崎クリニック院長の野崎京子先生にお話をうかがいました。

■やせの大食いになることはできるのか?

やせの大食いの人の体質について、野崎先生はこう説明します。
「ヒトの体質は千差万別でさまざまな要素がありますが、基礎代謝量が違う、胃が大きい、胃の伸び縮み具合が大きい、胃下垂である、食べたものが胃から腸にストンと移りやすくて栄養吸収がされにくい、体外へ排出されるまでの時間が短い、血糖値が上がりにくい、それに、満腹感を覚えていないなどの特性が考えられます」

――満腹感を覚えないとはどういうことでしょうか。
「食事をするとだんだんおなかが大きくなって、『これ以上は食べられない』という限界を脳が感じとるのですが、その感覚が薄いということです。脳が『満腹だ、もういい』という指令を出さないので、どんどん食べることができるわけです。

その間、胃は膨張しながら食べ物を受け入れていると考えられますが、この場合は、精神不安など何らかの病気だという可能性もあります」

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