【コブスくんのモテ男道!】心療内科医に聞く。睡眠中の「金縛り」はどうして起こる?
場所柄もあって、霊では!?と怖くなってすぐに帰ったのですが』
という体験談を聞いたことがあります。
就寝中の出来事で、夢が鮮明な物語性を帯びているとなおさら、『何かにとりつかれたのでは!?』と思うこともあるかもしれませんが、それは違います。
よく話を聞くと、『海外を転々としてかなり疲れて時差もあった』とか、『旅先の宿の布団が綿の重いタイプだった』、『疲労が蓄積している』、『いつもと睡眠の環境が違った』など、体は疲労していても脳が興奮して熟睡できない状況にあったことが分かりました。
無意識のうちに、睡眠が損なわれていたわけです」
と野崎先生は、明快に話します。
■疲労蓄積に気付くきっかけとする
原因はやはり、疲労でしょうか。
「そうです。急に激しいスポーツ、ランニングや水泳などをして肉体疲労がある、スポーツ選手なので毎日激しいトレーニングがある、仕事が過酷で気が休まるときがない、精神的ストレスがたまっている、病気で入院をしている、時差ボケなど、心身ともに疲れているときに多いものです」
と野崎先生。
実際に金縛りにあったとき、対処する方法について、野崎先生は次のことを勧めます。
「意識はあるが体は寝ている、という状態から脱するようにします。