そしたら「やめたほうがいい。日本で安定した仕事をした方がいい」って返事が来て。
――止められたんですね。
佐藤社長そうです(笑)。でも1年後にドイツのハンブルグへVLADI PRIVATE ISLAND社の社長さんに会いに行ったんです。その時は副社長にしか会えなくてね。副社長からは「社長に直接会って、コントラクト(契約書)を交わした方がいいね」と言われました。
――会いに行ったのに本人はいなかったんですね。
佐藤社長その1カ月後に今度は「費用全部出してあげるからカナダに来なさい」と。支店があるんですカナダに。で、行ったその時に、たまたまお客さんが来ていて契約がまとまったんです。社長が言うには「君は幸運を持ってきてくれた。なので代理店をやってみるか?」(笑)。それで契約を交わしたんですね。そこから島の販売業務をやっています。10年ぐらい前の話です。
■無人島の仕入れは?
――素朴な疑問なんですが、無人島の仕入れはどうされているんですか?
佐藤社長VLADI PRIVATE ISLAND社の業務から始めてますので、初めは海外の物件しかなかったんですよ。Webページも作って始めてみると、それを見たお客さんから電話がかかってきて「おれ、船持ってるんだけど、カナダには行けないから日本で探してくれないか」