叫んでる段階でそれは特ダネじゃないです。特ダネを取ってきた記者は、まずデスクに相談します。デスクは部長と編集局長に相談します。その4人以外に知られることは発行直前までないですね。
4人でネタをどう扱うか、取材をどう進めるかを内密に相談するわけです。
――夕刊紙の記者に求められることは何でしょうか?
佐々木部長幅広い知識を持っていること、言葉は悪いですが専門バカにならないことでしょうか。例えば先日のAB版は政治記事が1面だったんですが、C版ではそれを松田聖子さんの再々婚の記事にしました。極端な例かもしれませんが、さまざまな記事を扱うのでやはり色んなことを知っていないといけないですね。
よく言うんですが「好きじゃなくても構わない。でも知識として知っておくべきだ」って。
――記事を作成する上で気を付けることはありますか?
佐々木部長私も記者の時に先輩に言われましたが、その記事が紙面に掲載された時に「どんな見出しになるのか」を意識して原稿を書くことですね。
――整理部というのは何をするのでしょうか?
佐々木部長上がってきた記事を紙面にレイアウトするのと、大事なのは記事の見出しを作ることですね。