病院に来ることで症例が広く知られるということがありますし。日本では猫ちゃんの通院数が犬と比べて少ないものですから、症例報告や、勉強会などが欧米に比べて少ないんですね。ですから私も海外の猫の学会に足を運んだりしています。
――海外の方が猫の症例研究は進んでいるのでしょうか?
東山院長欧米はそうですね。すべてではありませんが、治療法、治療薬の開発はやはり日本よりも早いと思います。実は、日本では猫の診察は苦手という獣医さんもいるんですよ。猫の病気に関する最新情報を国内に広めていく必要性を感じています。
■最近の患畜の傾向とは?
――最近の患畜に何か傾向はありますか?
東山院長そうですね。
犬では小型犬のブームが続いてますので、来院する患畜も小型犬が多いんですが。夏は熱中症で具合が悪くなって来院するパターンが多いですかね。気温が35度を超えて、アスファルトの照り返しでさらに体感温度が上がると、暑さでやられちゃうんですね。暑い環境での飼育にあまり向いていない犬種もいますしね。――コンビニの表でご主人を待っているシベリアン・ハスキーを見たことがあります。
東山院長シベリアン・ハスキーは夏は暑いでしょう。