あとはリクガメとか。
――どうなりましたか?
東山院長専門じゃないので、専門の先生のいる病院を紹介いたしました。分からないまま治療はできませんからね。
――やはり爬虫(はちゅう)類を診てくれる先生もいるんですね。
東山院長そうですね。獣医の世界も専門別に分かれてきています。ご存じないかもしれませんが、例えば「鳥類専門」、「眼科」といった専門の病院もあるんですよ。
――獣医さんの仕事は何が大変ですか?
東山院長やはり急患でしょうね。
休みの日とか休診時間でも急患はやって来ます。人間のお医者さんと違って基本的にERがありませんからね。自分が主治医であれば診てあげなくちゃいけません。休めない仕事です(笑)。
――人間であれば救急車で適当な病院に連れて行ってもらえますからね。
東山院長最近では救急病院も出てきてるんですよ。夜間救急で患畜を受け入れますという。やはりニーズがあるわけです。
■常に最善を考えることが大事!
――獣医としての東山先生のポリシーを教えてください。
東山先生私は獣医になってから13年になりますが、治療に当たって常に考えていることは「最善は何か?」ということです。