――その3つが受賞者の前に並ぶんですか?
皆神さん茶目っ気でやってるんでしょうけどね。「本物はどーれだ?」で当たったら持って帰ってもいいと。もちろん外れても持って帰れますけどね(笑)。
日本だったら、そんなことしてノーベル賞を受賞する先生方が怒ったりしたらどうするんだ、とか言い出す輩がいて、絶対、やらないでしょうね。でも実際は、天下のノーベル賞の大先生方も、結構喜んで「本物探し」をやられるみたいですよ。
――チョコレートはすぐわかりますよね。レプリカと本物はわかるんですか。
皆神さん持てばわかるハズです。
重さが違うので。でも2010年に受賞した鈴木章先生は間違えちゃったそうですが。
■日本人はめっちゃ買うお土産
――さっきのチョコレートメダルはちょっとほしいですね。
皆神さん有名なお土産ですよ。ノーベル賞のメダルと比べると径がちょっと小さいのですが。1個10クローネ(1クローネ=約14円:約140円)で、スウェーデン内でもノーベル博物館でしか買えません。――いいお土産ですね。
皆神さん2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授は600個買って帰りました。
2002年の田中耕一先生もたくさん買って帰ったようですよ。