「美人=得」ではない理由とは?モテ女子と容姿の関係を心理学的に解説
アラサー美女が結婚に向けて奮闘する漫画『美人が婚活してみたら』が映画化されましたね。
長く続いた不倫の関係が終わり、燃え尽き症候群に陥っていた美女タカコ(黒川芽以さん)は「死んでしまいたい…」と、気持ちが落ちていました。
ある日、幸せそうな家族連れを見て「自分も結婚したい!子どもを育てたい!」と思い立った彼女は、サイトを用いた婚活を始めるのですが…。
■コンピューター・デート実験の結果は
恋愛や結婚において、美人はそれだけで有利になるのでしょうか。
1966年にアメリカの心理学者E.H.ウォルスターらが、とある実験を行いました。彼らは初対面の新入生の男女376名をダンスパーティに参加させて、パーティの2日前に年齢・身長・宗教・自尊心の尺度といったことを質問。さらに大学の事務局に学力情報などをヒアリングしました。
参加者には「互いに関心を持ちそうな相手をコンピューターが選んだ」と伝えて、実際にはランダムにペアを組ませたのです。
パーティの途中で好感度、価値観、趣味の類似性などを質問し、数ヵ月後に「ペアを組んだ相手ともう一度会ってデートしたか」を調査しました。その結果、またデートしたいと望まれたのは「外見的魅力」