くらし情報『日本文化の象徴として、その過去・現在・未来を見つめる特別展「きもの KIMONO」』

2020年7月12日 11:00

日本文化の象徴として、その過去・現在・未来を見つめる特別展「きもの KIMONO」

など、豪奢壮大なデザインに紅や萌黄をベースにした明るい色調が流行しました。

徳川家康が覇権を握ると型紙による金箔文様を施した瀟洒な草花文様を全身に施したデザイン、茶や紫といったシックな色調に変化します。時代の変化がファッションの転換にもなっていったようです。

元和から寛永期には「浮世」という儚い世の中を享楽的に過ごそうという思潮が反映された風俗が生まれました。刺繍や金箔、絞りなどで全面に模様を施した「地無」小袖が特徴です。繊細で緻密な加飾に感嘆しました。

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重要文化財 縫箔 白練緯地四季草花四替模様 安土桃山時代・16世紀 前期展示:6月30日(火)〜7月26日(日) 京都国立博物館蔵

全身を十字に割った大胆な構成。新春の雪持ち笹、 春の八重梅、夏の藤、秋の紅葉と四季模様がたっぷりの刺繍で表されています。
モチーフは丸みを帯びていたり、配色の妙で柔らかな印象を与えならがも植物の生命力が溢れた一領。美しいです。

■第2章京モード 江戸モード

寛文・元禄期のモード、友禅染の時代、光琳ブランドの流行、江戸のミニマリズム、町家・豪商・太夫・大奥の装い。 寛文のはじめに現在でいうファッション誌のような小袖模様雛形本が刊行されました。

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