オダギリジョー×永山瑛太。30代で人生の大切なことに気付いたら、仕事への気負いがなくなった
……たとえば僕は、40代でサッカー選手になりたいです。1500mを5分台で走れるようになりたい。もしも俳優がいやになっちゃったら、そういうチャレンジをしたって全然面白いと思ってます。
オダギリ:面白すぎるでしょ(笑)。
瑛太:たとえばの話ですけど(笑)。まぁ、僕はもともと体育会系なので、精神と肉体がずっとつながってるんですよ。太りたくないとか健康でいたいという思いもあいまって、いまも基本的には毎日身体を動かしています。ランニングしたり歩いたり、鉄棒にぶら下がったり、そういう時間をとらないと、精神のバランスが崩れていく。
オダギリ:僕はそのへん真逆で、身体を動かす習慣がまったくないですね。本当にやばいです。家でだらだらしちゃう。瑛太くんがうらやましいです。
――じゃあ、オダギリさんはどうやって気分転換したり、ガス抜きしたりしてるんですか?
オダギリ:僕はそんなにたくさん働くタイプでもないから、あんまりストレスがないのかなって気がしますけど……。俳優って、現場も仕事相手もいつも違う、変わった職業だと思うんですよね。だから、仕事にストレスを感じることもあれば、別の仕事で発散することもできる。