くらし情報『暑い夏には熱い物語を。【TheBookNook #2】』

暑い夏には熱い物語を。【TheBookNook #2】

私のもうひとつの夏休みを、皆さんも、ぜひ。

2.ロバート・A・ハインライン『夏への扉』

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言わずと知れたSFの金字塔(きんじとう)ともいえるこの作品。1956年出版にも関わらず、古さを感じさせず、今もなおさまざまな媒体で紹介され続け、年代問わず多くの人を魅了しています。

私がこの本と出会ったのは中学一年生のとき。人気のSF小説として書店で紹介されており手に取りました。はじめは冷凍睡眠、タイムトラベルといったSF要素に目がいき、当時は思い描いていた作品を読めたことに満足感を抱いていたのですが、大人になって読み直してみると、SFとして括ってしまうにはもったいない人間的な要素を多く感じ、表紙から受けるイメージさえも大きく超えた感動を与えてくれました。

60年以上経っても色あせない輝きを、ぜひ堪能していただきたいです。

3.鷺沢萠(さぎさわめぐむ)『少年たちの終わらない夜』

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青春真っ只中の10代の主人公を描く4つの物語。あと少ししたら、大人としてひとりで人生を歩まなくてはならない。もう戻ることはできない。分かってはいるけれどいまこの瞬間は何者にもならず仲間とただ笑っていたい。思春期を生きる主人公たちの心の葛藤と10代最後のきらめきを閉じ込めたような一冊。

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