セカンドチャンスは誰にでも訪れる――映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
茶トラの猫と大男の組み合わせは、良くも悪くも世間の注目を集めるようになるのだが……。
■テーマは「誰にでもセカンドチャンスは巡ってくる」
There’s a famous quote I read somewhere. It says we are all given second chances every day of our lives. They are there for the taking, it’s just that we don’t usually take them.どこかで読んだ有名な言葉にこういうものがある。われわれすべての人間は、毎日のようにセカンドチャンスを与えられている。なのに、目の前にぶらさがっているものをみすみす逃している、と。『ボブという名のストリート・キャット』訳:服部 京子
一匹の猫との出会いを経て、次第に自分の人生を取り戻していく青年。実話とはいえ、ひとつ間違えれば、ただの「いいお話」で終わってしまいそう。
けれども、この物語を心揺さぶるものにしているのは、「誰にでもセカンドチャンスは巡ってくる」という、ジェームズの真摯なメッセージにあるのでしょう。