菅田将暉の過激な濡れ場も!R15+指定のボクシング青春ドラマ『あゝ、荒野』に熱くなる - 古川ケイの「映画は、微笑む。」#24
◼︎『あゝ、荒野:前篇』のストーリー
幼いころに、母親から施設に預けられて育った沢村新次(菅田将暉)。
施設で一緒に育った親友の立花劉輝(小林且弥)らとともに、高齢者を狙った振り込め詐欺で金儲けをしていたが、ある日突然、仲間の裕二からだまし討ちにあう。
裕二から下半身不随になるほど攻撃された劉輝。それを見た新次は、頭に血がのぼり、ナイフで人を傷つけ、少年院に入ることに。
それから3年後の2021年。少年院から新宿の街に放り出された新次は、かつての仲間たちから疎外されてしまう。
親友だった劉輝までもが詐欺から足を洗い、車椅子バスケの選手として活躍していることを知った新次は、やり場のない怒りを抱えるのだった。
怒りを抑えられない新次は、裕二に復讐すべく、彼の元へと殴り込む。
だが、プロボクサーとしてデビューしたばかりの裕二には歯が立たず、逆にコテンパンにやられてしまう。
その時、裕二のボクシングジムの前にたまたま居合わせた、床屋で働く二木建二(ヤン・イクチュン)は、ジムの前で倒れかけた新次に手を差し伸べる。
その一部始終を見ていた片目の元ボクサー・堀口(ユースケ・サンタマリア)