ブッ飛んでる! だけど切ない『パーティで女の子に話しかけるには』- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#30
最近では、日本オリジナル版の『ヘドウィグ〜』の舞台で来日したジョン・キャメロン・ミッチェルが、アニメ『ユーリ!!! on ICE』に登場するヴィクトルの(ビジュアル面の)モデルとなったことでも話題を呼びました。
『ヘドウィグ〜』で素晴らしい楽曲の数々と、自分の片われを探し求めて彷徨う主人公の切なさを描いた同監督。その手腕は、パンクミュージックにのせて主人公のふたりの切ない恋模様が描かれる本作でも存分に発揮されています。
◼︎独創的ながらも普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの物語
本作の魅力は、遠い惑星からやってきた美しい少女・ザンと、パンクが大好きな内気な少年・エンの切ない恋模様。
ヒロインが遠い惑星からきたエイリアンという独創的な設定ながらも、本作が描くのは誰もが共感できる思春期の普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの物語です。
48時間という限られた時間の中で、互いへの特別な想いを感じていくふたりに、別れの時間が刻々と近づいていきます。
エンとザン、ふたりの恋の行方は――。『パーティで女の子に話しかけるには』は、12月1日(金)より全国順次公開です。
『パーティで女の子に話しかけるには』公開情報
『パーティで女の子に話しかけるには』
12月1日(金)