「気づき」の繰り返しで素敵な人になる茶道【新世界を嗜む】
「なんて美しい世界があるのだろう……」と溜息が出ました。
おしとやかな美しい立ち居振る舞い。
細やかな手つき。
自分に足りない部分を補うために始めたのが茶道でした。
■稽古とは気づくこと
お稽古を始めたときは恥ずかしいと気づくことの繰り返しでした。
稽古では気づきが大事です。最初からできる人なんていないのです。自分に目を向けて、「こんな自分もあるのだ。
今度はここに気をつけよう」と気づくこと。茶道の稽古の目的はそこにあります。
お子さんなどはお菓子とお茶でお腹を満たすということで興味を持ち、やりたいと言います。けれどもお稽古のお月謝で、ただ癒されたいとか、おもてなしのサービスを受けたいと望むことが稽古の目的ではありません。
お茶を点てる美しい所作を目指し、自分の足りない部分に気づき克服しようと反復して練習を積み重ねること。精神を鍛錬することが、道とつくものの稽古であります。美しい所作の女性は素敵です。きっと憧れられる女性になりますよ。
■着物は着てから何をするのかが大事
京都には着物姿の女性たちがたくさんあふれていますね。ほとんどの方が海外からの観光客です。着物姿で記念撮影して茶道体験して帰国します。