「気づき」の繰り返しで素敵な人になる茶道【新世界を嗜む】
「着物を着てお食事会に行きました」とインスタグラムに投稿するのは、海外からの観光客と変わりませんね。
着物を着たら、そこから何をするかが本当でしょう。
着物を自分で着ることはそんなに難しいことではありません。ちょっと前までは毎日の生活でしたから。着物を着て、それであなたは何をするのでしょう?気づきを求める学びをしてみたらきっと自分に磨きがかかり、より素敵になっていきます。
■抹茶は美容と健康のスーパーフード
鎌倉時代、日本に伝わったお茶は薬として飲まれていました。
新芽の部分をそのまま使う抹茶は、実はビタミンの宝庫です。また鉄の釜で煮えたお湯を注ぎ、ミネラルもたくさん摂取できます。
抹茶の効能の素晴らしさは、科学的にも証明されています。
茶道の先生方は健康で本当に美しい肌をされている方が多いです。また、長寿で90歳を超える先生方がたくさんいらっしゃいます。皆さんに共通して言えることは聡明で美しいこと。若い人たちがみな憧れ、こうなりたいと思う素敵な先生方ばかりです。
■茶道とは、生活そのもの
1日の始まりは、まず着物を着て身支度をピシッと整えること。
自然を感じ、庭を整えて花を生け、喜んでいただくために道具を選び整え、灰の形をつくり、炭を燃やし、お湯を沸かし、お客様にたった1杯のお茶をふるまうために、準備に何時間も時間をかけます。