ロングからショートボブになったら、女度の高い服が似合うようになった
シャンプーと乾かすのは多少時間がかかるが、ボサボサでもシュシュでひとつに縛ったり、ハーフアップにしてクリップでまとめたり、夜会巻コームできりっとアップにすれば、「髪をきちんと手入れしている」感じが十分に出せる。
美容院に1年くらい行かなくても問題なく生きていける。その楽ちんさに味をしめ、私はしばらくの間、ずっと長い髪で通していた。
ところが、40代後半になり、長い髪をただ垂らしただけの「シンプル」な髪型が、清潔感や清楚からは程遠い、むしろ不潔感やだらしなさを人に与えているのかも、と気づいた頃から、もう本当に髪をうんと短くした方がいいのでは……と思い始めたのだ。
■長い髪をバッサリ切ろうと決断した日
長い髪をそのまままっすぐに垂らしているスタイルが、「ナチュラル」「飾り気のないシンプルな感じ」「さわやか」というイメージにつながるのは、せいぜい30代くらいまでだと思う。かといって、今まで長い髪だったのが急に短くなると、女らしさを手放して急に老け込んだ感じになるのでは……としばらく髪を切ることは躊躇していた。
ところが、髪をまとめるにも、髪のハリやボリュームがどんどん減ってきたと気づいた日。