【残る服、残らない服】選ぶときも着るときも幸せを感じる服選び
「私は服を消費している。けれどそのことにより、自分自身がとんでもなく消耗している」と。
「安いから」「ワンシーズンでどうせ捨てるから」という意識のもと、あまり深く考えずにどんどん買っては捨てる、を繰り返す。そのサイクル。キリがない―――。
それって決して自分にとってプラスになっていない、と思い始めたのだ。
■服を買うお店の選び方は?
じゃあ、身分不相応な高級店に足繁く通うようになったのか?というとこれまたNO。
高級なお店でもちっともワクワクしない、逆に緊張するばかりで不愉快な思いをするお店もいくらでもある。
安いか高いかではなく、自分がそのお店に身を置いて、服や商品を見て触れてみて、そのときに感じる「気持ちの良さ、ワクワク感」。これで判断するようになった。
「この服を買って、毎日この服に触れるとき、自分はどのくらい幸せな気持ちになれるだろうか」と必ず自問自答してから買うようにした。
そうやって、お店やブランドを厳選していくうちに、驚くほど思考はすっきりし、買い物に費やす時間は激減したのだった。
「その料理に、作る人の気持ち、愛、熱意がいかに込められているかどうか」だと。