くらし情報『新しい趣味としての「書道」【新世界を嗜む】』

新しい趣味としての「書道」【新世界を嗜む】

書についての歴史、文献を目の当たりにし、自分の中に熱い書に対する思いが沸き上がったことは、将来を決定づけるものになりました。

■人は支え合い生きている

師は三年探せ

人という字はお互いが支え合う形をしています。

どちらかの棒がなくなれば倒れてしまう、そんな生き物です。あなたの情熱、志は、きっと先生にも響きます。またそれを感じ取れば、先生もあなたに応えるでしょう。

私の場合は高校時代に素晴らしい師に出会えたことが幸運でした。

私にエネルギーを注ぎ、才能を見出してくれました。私からの書に対する情熱に火をつけてくださり、熱心に指導してくださった師匠に感謝しています。


また職業として書の道に進むことは両親、また支えてくれた方々がいたからこそ実現できました。その後は手島右卿先生(てしまゆうけい)の弟子5人に師事しました。

私の資質に合う師と出会えて、その師を尊敬できたことがまた幸運なことでした。手島右卿先生とは数回お話をする機会がありましたが、その神のような存在に若い私は言葉が詰まり、うまく話すことができなかった記憶が鮮明に残っています。他を圧倒するような存在。その後20年間は師に巡り合うことなく過ごしましたが、林屋晴三先生に巡り合い、10年に渡り師事できた私は幸せ者です。

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