『隣の家族は青く見える』リアルな不妊治療と偏見、だけどハートフル!
彼らはまだ結婚していない。そして、ちひろは一生子どもを持つ気がない。
三組目が一級建築士の広瀬渉(眞島秀和)と渉の恋人のバーテンダー、青木朔(北村匠海)。彼らはゲイカップルだ。広瀬は自分がゲイであることを周囲に頑なに隠している。
そして最後が、商社マンの小宮山真一郎(野間口徹)と専業主婦の深雪(真飛聖)夫婦。彼らにはふたりの娘がいるが、真一郎は失業してしまう。
この4組のカップルがお話の舞台となるコーポラティブハウスを作ろうとするところから物語が始まる。
このドラマは、彼ら4組がそれぞれのカップルが抱える問題や、お互いの価値観の違いに直面するシーンを通して、それぞれの幸せをつかむ様子を描く。
妊活だけのドラマではなかったのだ。筆者の勘違いだった。
コーポラティブハウスとは、さまざまな家族が自分たちの意見を出し合いながらデザイナーとともに作り上げる集合住宅のこと。共有スペースもあり、第1話のサブタイトルでは「ひとつ屋根の下」と表現が使われていた。それだけ密接な関係になるというわけだ。
どうでもいい話だが、コーポラティブハウスはオシャレさを追求するあまり、外付けの急な階段がついている建物が多く、この前みたいな雪の日はすごく危なかったりする。