ハンカチ必至! 『ワンダー 君は太陽』はハートウォーミングな感動作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#54
◼︎『ワンダー 君は太陽』のストーリー
遺伝子疾患で人とは違った顔で生まれてきたオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、これまでに27回の手術を受け、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきた。
オギーが10歳になったある日、母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は、夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の反対を押し切り、オギーを5年生の初日から学校に通わせる決心をする。
初登校の日。生徒たちから遠巻きにジロジロと眺められ、大好きなスター・ウォーズのパダワンを真似た三つ編みをバカにされたオギーは、帰宅するなり三つ編みをはさみで切りおとしてしまう。
触れたらペストがうつると噂され、学校でますます孤立していくオギーだったが、得意な理科の授業では大活躍する。
そんなある日、クラスの優等生ジャックに理科の小テストの答えをこっそり教えてあげたことをきっかけに、ふたりは意気投合するのだった。息子の初めての友だちを大歓迎する家族だったが、とあるきっかけでオギーとジャックは仲違いしてしまい……。
◼︎『ルーム』の天才子役ふたたび!
本作で主人公オギーを演じるのは、第88回アカデミー作品賞にノミネートされた『ルーム』(2015年)