女と男のアツい戦い! 映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が描く世紀の一戦
◼︎女性テニスプレイヤーたちに注目!
注目は、ビリー・ジーンと一緒に「女子テニス協会」を立ち上げる、強くて可愛い女性テニスプレイヤーたちです。
資金がないため、自分たちで選手権のチケットを売ったり、みんなで一緒にラジオ番組に出て宣伝活動に励んだりと、仲睦まじい楽しげな様子に、ついほっこりとしてしまいます。
彼女たちが身に纏う、女子テニス史上初となる色鮮やかなウェアも見逃せません。
映画にも登場するデザイナーのテッド・ティリングのデザインを踏襲し、旧来のテニスコートでの厳しいドレスコートを破った衣装は、カラフルな色彩や、目を引くデザインに溢れ、見ている者の気分を楽しくしてくれます。
◼︎憎めないキャラ全開のボビー・リッグス
注目せざるを得ない人物がもうひとりいます。
スティーブ・カレル演じるボビー・リッグスです。
ビリー・ジーンにテニス対決を申し込む際に「男性至上主義のブタ対モジャ脚のフェミニスト」とまくしたてたり、ヌードで写真を撮影してみたりと、奇想天外な行動を繰り返すボビーですが、そのひどい悪ふざけの奥にひそむ優しさが垣間みえるため、なぜか憎むことができません。