夏すみれ、安納サオリ、バンビ……人気女子プロレスラーの装いをつくる人
紙テープの色がメインで、黒を入れたりシルバーを入れたりって。
安納サオリさん(アクトレスガールズ)はイメージカラーのブルーを基調に。「キャラクターに合わせて、明るいセクシーさを意識して作りました」(長尾さん)
――なるほど。そこがセンスの見せどころですね。
まぁ、無理難題を言われるんですけどね。それこそ「水色とピンクと赤を、全部使ってほしい」とか。普通の服で考えたら、ありえない組み合わせですよね。
でも、それを考えて、バランスよく作っていくっていう。
だからすごい考えますね。それに、普通の服じゃありえない、その個性的なコスチュームを着られるのが、プロレスラーなのかなって感じもしますよね。
■定番から逸脱した色合わせでも、センス良く見せる力量
「リング映えするのがやっぱり一番なので。なるべく光る素材とかをオススメしますね。でも、もちろんプロレス用生地として売ってるわけじゃないんですよ。レオタードとか、社交ダンス用衣装として売ってるものを、『すみません、プロレスにも使わせてください』ってみたいな感じで買ってます」(長尾さん)
――それが作り甲斐にもなりますか。
そうですね。