夏すみれ、安納サオリ、バンビ……人気女子プロレスラーの装いをつくる人
うちは早くて安いで有名だから、あまりゆっくり作っていると、割に合わなくなっちゃうんです(笑)。
■女子レスラーの衣装は日本と海外で全然違う
――これまでに作ったコスチュームの数って何着くらいあるんですか?
うーん、100、200……それこそわたしチャンピオンベルトやマスクを作ったりもしているし……実は写真とかも撮ってなくて、記録も残してない。でも、月に4〜5着は作ってますね。
――制作を始めたのはいつですか?
29歳くらいからなので……えっと、19年です。ずいぶん長居をしてしまいました。
――えっ、だったら1000着くらいは余裕でいってるんじゃないでしょうか。ところで、日本の女子レスラーの衣装って独特に思えます。海外はもうちょっと属性がわかりやすいといいますか、ボンデ―ジだったりスクールガールだったり。
そうですね。プレイガールとアイドルの違いだと思います。海外だとプレイボーイに出てくるピンナップガールみたい感じですけど、日本はアイドル文化が根付いている。
WWE(アメリカの、世界最大のプロレス団体)の方たちはアイドルみたいな衣装を着ようと思わないし、こっちの女子は、よっぽど身体に自信がある人じゃないと、プレイガールみたいなのは着られない。