300年愛される楽器・ストラディヴァリウスであなたのクラシック感性を磨く
の二曲を演奏。若手ソリストの技巧と、ヴァイオリンとチェロ、それぞれのストラディヴァリウスの音の違いを味わいます。
2幕では次世代のソリスト4名が、ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンのための協奏曲」を。そして、フィナーレには三浦さん・宮田さんが競演し、ブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」で幕を下ろしました。
ヴァイオリンだけでなく、チェロの協奏曲も盛り込まれているのは、「チェロのストラディヴァリウスもあることを知ってもらいたい」という主催者の思惑があってのこと。スタッフHは、その思惑通り「チェロのストラディヴァリウス」の存在とその音に大変驚いたのでした。
特にフィナーレの二重協奏曲は、ソリストおふたりの魅力はもちろんのこと、ヴァイオリンとチェロのコラボレーションによって生まれる多彩な音の響きを堪能できる稀少な時間となりました。
■見えないはずの音が立体的に響いてくる感覚
(C)1002MCH
今回のコンサート会場は定員数約2000名、日本屈指のコンサートホールであるサントリーホール。
ソリストの後ろには何十人というオーケストラが同時に演奏します。それにも関わらず、ストラディヴァリウスの音色だけが、そこから飛び出して、客席の私たちの耳へとまっすぐ届いてきたのです。