映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』感想。激動の16世紀英国を生きたふたりの女王の激しくも華麗な物語!
は、スコットランドのプロテスタント教徒たちを率い、女性君主は神の意思に反すると主張。
ジョン・ノックスに加えて、国務大臣メイトランド(イアン・ハート)もカトリックの女王を快く思わず、メアリー・スチュアートの統治はなかなか上手くいきません。
ジョン・ノックス、メイトランド、マリ伯らは、何度も陰謀や内乱を画策しましたが、そのたびにメアリー・スチュアートを助けたのはボスウェル伯でした。
イングランドでは、エリザベス1世(マーゴット・ロビー)が25歳で即位。
ウィリアム・セシル(ガイ・ピアース)やレスター伯ロバート・ダドリー(ジョー・アルウィン)ら枢密院と侍女ベス(ジェンマ・チャン)たちが彼女を支えていました。メアリー・スチュアートがフランスからスコットランドに戻ったとの知らせに、枢密院内は緊迫した空気が走ります。
早く結婚して世継ぎを産むよう、プレッシャーをかけられるエリザベス1世。
メアリー・スチュアートは生まれた時からエリザベス1世の王位継承権のライバルでした。
従姉妹でありながら恐れ合い、同時に惹かれていたふたり。
女性として世を治めるとはどういうことなのかは、このふたりにしか理解しえなかったのです。