御朱印の転売、恫喝騒ぎが悲しい……御朱印帳を持つ方に伝えたい5つのこと
になるように、参拝者の方とのご縁を繋ぐ役目も担います。
そのお役目を、神職はもちろんのこと、ご参拝の皆様にもご理解いただけたらと思います。
双方が思いやりと感謝の気持ちを失くすことなく、笑顔で神様の前にいられたなら、神様はきっと、それを一番よろこばれることでしょう。
■神社を愛し、御朱印集めを楽しむ皆様へ
神道の世界には、明確な「正解」や「不正解」というものがありません。
しかしだからこそ、それぞれの心が「その本質」を感じ取り、神様という目には見えない存在と「どのように向き合うべきか」を、問い続けなくてはならないのだと思います。
御朱印の内容には、それぞれの神社による想いや願い、工夫が込められているものです。
「印」と「日付」のみのシンプルなものから、色とりどりの個性あふれるもの、さまざまなかたちがあります。
私は、それが「神様」と「人」との心を結ぶものであれば、どれも素晴らしい価値があると考えています。
神社側も参拝者側も同様に、決して「私利私欲」のために利用してはならない、尊いものなのです。
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神様にお仕えする者としても、「御朱印」