御朱印の転売、恫喝騒ぎが悲しい……御朱印帳を持つ方に伝えたい5つのこと
としていただくもの。
ですから、仮に転売されているものを買ってきたとしても、それは「御朱印」の真の意味からは外れてしまっていることになります。
「御守り」を大切な方に贈ることはあるので、同じように捉えてしまう方もおられるのかもしれませんが、本来の御朱印の意味を知れば、それは「神様と私」のご縁を示すものだとご理解いただけるはず。
御朱印帳を開いて、いただいた御朱印を眺めながらそのご縁を思い出し、神社に想いを寄せてみてください。その瞬間、あなたはたしかに、神様と心を通わせているのです。
2.神社でそのときの「心」と「出会い」を慈しむ
私が個人的に危惧しているのは、御朱印に人気が出るあまり、「御朱印をいただくための参拝」になってしまう方が増えてしまわないか……ということ。神社での過ごし方は、それぞれによって違いますが、「御朱印」をいただくだけで終わらせてしまうのではなく、その瞬間の「自らの心」や「境内でのあらゆる出会い」にも、丁寧に目を向けていただきたいのです。
たとえば、その日はどんなお天気でしたか?
迎えてくれた自然の姿は、どんな様子でしたか?
その時、あなたは心にどんな想いを抱えていましたか?
境内で出会った人や生き物たちと、どんな交流をしましたか?
神社という「神様のおひざもと」