思わぬ盲点が、公園での事故に! 子どもと公園遊びのお約束をしよう 


■子どもだけで遊ぶときの約束事決めていますか?

思わぬ盲点が、公園での事故に! 子どもと公園遊びのお約束をしよう 

© hanapon1002 - Fotolia.com


学童保育に行かなくなりがちな小学生高学年にもなると、家にランドセルを置いたら公園に集合! というシーンも出てきます。

子どもたちが集まりそうな公園を事前にリサーチし、休日などにチェックしておくとよいでしょう。子どもだけで公園で遊ぶ場合には、次のことを事前にママに伝えることを約束させましょう。
<友だちと公園で遊ぶときの約束ごと>
・誰と遊ぶのか
・どこで遊ぶのか
・何時まで遊ぶのか

また友だちと「待ち合わせ」をするかどうかは、各家庭でルールをきちんと決めておきましょう。とくに小学生低学年のうちは、子ども同士の待ち合わせはさせないと決めている場合には、子どもにもそのことをきちんと伝えておきましょう。

休日に待ち合わせする場合には、できるだけ親も一緒に行って、相手の子どもの確認や親へのあいさつをしておくと、今後遊ぶときにも安心です。

服装に関しては、先に紹介した項目をお子さんと確認してください。また、かばんはもちろん、水筒、携帯といった体や首に下げるアイテムも遊ぶときには外すように伝えるのもお忘れなく。


■もし公園でこんなことが起こったら

思わぬ盲点が、公園での事故に! 子どもと公園遊びのお約束をしよう 

© Fabio Di Natale - Fotolia.com


車に気をつける、飛び出さない、知らない人に声をかけられてもついていかない、などの声がけをしているママは多いと思います。公園でも思わぬ事故が起こる可能性もあります。そんなときにどういった対応をする必要があるのでしょうか。

子どもが大きくなっていくときに、「自分で考えて、自分で対応できる」力を育てるためにも、こういった話し合いは役立つのではないかと思います。「仲良く遊ぶために 児童編」パンフレットを参考に、いま一度、お子さんと一緒に確認してみましょう。

<お天気は?>
・雨にぬれた遊具は滑りやすいので注意。
・雷が鳴ったら外で遊ばない。
・日射によりスチールなど加熱する部分があり、やけどに注意。


<体調は?>
・遊ぶときの健康管理は大切です。適度に水分を補給させる。

<事故・事件が起きたらすぐに助けを求める>
子どもだけの場合-よく教えておいてください
・近くの家に行って助けを求める。
・重いけがのときには119番に電話して救急車を呼ぶ。
・不審者がいるときには110番に電話して警察を呼ぶ。

<ケガをした人には>
・助けを呼ぶ間、付き添っている。
・ケガ人は、なるべく動かさない。
・血が出ていたら、水道の水で汚れをよく洗い流し、布などでおさえるか、本人の手でおさえる。
ケガや危ない目に遭うことなく、楽しく遊べることが何よりです。でも、もしものときには周囲の大人に助けを求めるよう、約束しておきましょう。

また、誰も携帯電話を持っていないことを想定し、公衆電話の設置個所とかけ方を教えておくとよいかもしれません。公衆電話の設置個所はNTTサイトで検索できます。

今回ご紹介した「仲良く遊ぶために」パンフレットは、幼児編、児童編ともに日本公園施設業協会のウェブサイトからダウンロードできます。

公園遊びは、子どもの発想力を高め、冒険心を養い、危険認知能力を高めるためにも、絶好の遊び場です。そして子ども同士の友情を育み、親子の絆を深めるところでもあり、親子でとても大切にしたい場所です。

だからこそ公園遊びの注意事項、遊具の使い方、重大事故を防ぐポイントなど、より安心して楽しく遊ぶために、お子さんと話し合ってみてはいかがでしょう。





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