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お金が貯まっている人って、どんな人!? じつは、すぐ近くのママ友がお金を着実に貯めていたとしても、そんな話は人には言わないもの。今回は、
「実際にお金が貯まっている人」の人物像を探ってみます。興味ありませんか?
横山光昭さんは、NHK
『あさイチ』という番組内の
「女のカネ」シリーズで、お金の不安をなくすノウハウをたくさん公開してきました。その番組ディレクターであり、「スーパー主婦直伝」担当の
伊豫部紀子(いよべ のりこ)さんは、「お金の劣等生だった」と話します。
今回は、伊豫部紀子さんが出会ったスーパー主婦のお話をご紹介します。
伊豫部紀子さん
フリーディレクター。NHK朝の生活情報番組『あさイチ』の人気シリーズ「スーパー主婦直伝」を手掛ける。
著書に『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』や、横山光昭さんとの共著である『お金が貯まる財布のひみつ』があり、主婦層に幅広く支持されている。
伊豫部紀子さんにインタビューは
コチラ
■NHKディレクターがお金の達人から学んだこと
伊豫部紀子さんは、みずから「お恥ずかしいマネーライフを送っていて、
お金の不安、たっぷりあります」とおっしゃいます。今回は、伊豫部さんが取材を通じて出会った
家計の達人から学んだことをお伝えしましょう。
それは、
「3本立て予算」。家計の達人たちが目指しているのは
「予算生活」。何にどれぐらいお金を使うか決めて、それを守って暮らす。とってもあたり前に思えることなのですが、伊豫部さん自身も「予算を立てる」ことの力をあまり実感していなかったといいます。
しかし阪神大震災で家を全壊された主婦が、「何年かけてこう暮らす」という予算を立て、家を再建させたそう。「自分で決めたことなら、つらくない」と話すその主婦の言葉に、伊豫部さんは
「予算の力」を理解しました。
■リストラも怖くなくなる、お金の優先順位とは?
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この「3本立て予算」の良いところは、自分にとってのお金を使う優先順位を意識化できること。
●3本立て予算とは
基礎費①
基本の生活に最低限必要な費用
例:家賃、基本の食費、水光熱費、肌着、家着、医療費、火災保険、整髪料金など
基礎費②
今、その家庭に必要な費用
例:幼稚園~高校までの教育費、携帯代、掛け捨て保険、家の修繕、クリーニング代、慶弔費、小遣い、給食代など
ゆとり費
選択できる費用
例:旅行、お菓子・健康食品、家具・園芸・ペット 外出着、大学の教育費、交際の食事、趣味のお金など
出典:『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』より一部抜粋
優先順位トップの基礎費①
「これだけあれば、最低限、生きていくことはできる」という金額を「知っているか」「知らないか」はおおきいのではないでしょうか?
たとえば減収やリストラなどのときに、基礎費①を把握していれば「いくらあれば毎月の生活はできて、あとどれくらい削れば良いか」がすぐにわかるからです。
ちなみに、家計の達人が多く属していることで知られる友の会(※)の中には、基礎費①を
20万円以内に抑えるという予算を組んで生活することを目指す取り組みを行っているところもあります。目安があると、取り組みやすいですね。
※全国友の会とは、食・住・家計を中心に、「健全な家庭をはぐくみ 地域に働きかけ よりよい社会を創りたい」と社会貢献をめざす団体。家事の中でも最重要テーマとして「家計」について取り組んでいます。NHK『あさイチ』で毎日の家事に役立つ技を教えてくれるスーパー主婦が多くいる集いとして話題に。
次回は、「家計に「協力しない夫」は改造できる? 夫婦のスキマに潜む問題点とは」です。
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