フードスタイリスト飯島奈美さんも愛用! おいしい時短料理を実現する万能調味料とは?(レシピあり)
▼飯島さんいちおし! 「梅ヨーグルト」
最後は飯島さんのお気に入りレシピ。自宅で人にふるまうことも多いというデザートです。
【材料】(2~3人分)
ヨーグルト 400g
マンゴー 1/2個 ※お好みのフルーツでOK
ハチミツ 大さじ2~3
たたいた梅 小さじ1
【作り方】
1. ヨーグルトをキッチンペーパーにつつみ、ザルにのせ、冷蔵庫で2~3時間水切りする。
2. マンゴーを食べやすく切る。
3. 器に水切りヨーグルト、マンゴーを盛り、ハチミツと梅を混ぜたものをかける。
ちなみに飯島さんは、
ハチミツと梅のソースを大量に作って常備しておき、ヨーグルトにかける以外に、お湯や炭酸で割ったり、ジャスミンティーに入れたりして楽しんでいるそうです。
■梅の「バニリン」には脂肪燃焼作用も! 味以外の梅パワー
昔から梅は殺菌作用など、カラダによいことで知られ、
「梅はその日の難逃れ」という言葉もあるほど。
「梅は味も大好きなうえ、効能もすごいんですよね。私は梅酢をビネガースプレーに入れて持ち歩いていて、外出先で水やお茶に少し入れて飲んだり、風邪やインフルエンザシーズンには
“うがい”に使ったりしています。うがいをするならなら
水200ccに、梅酢小さじ1/2くらいが目安。ハチミツを入れれば、お子さんが飲みやすい味になりますよ」(飯島さん)
日本一の産地のみなべ町うめ課の田中一朗課長によれば、みなべ町の保育所などでは、インフルエンザシーズンには、予防として園児たちが梅酢でうがいをしているとか。
梅パワーはほかにもいろいろ。和歌山県立医科大学をはじめとする梅の効能研究グループによって科学的な研究も進められており、その一部として以下のような物質が含まれることがわかっています。
・クエン酸 …
疲労回復効果や血液をさらさらに。
骨粗しょう症や
虫歯予防
・バニリン … ダイエットにつながる
脂肪燃焼効果
・オレアノール酸 … 食後の
血糖値の急上昇を防ぐ
焼き梅にするなど、梅干しを加熱するとバニリンの成分が増えるそうです。
おいしくてカラダもよろこぶ「梅干し」や「梅酢」。日持ちがするので
災害用の備蓄にも適しています。日本の伝統の食文化である梅を、毎日の食事に気軽に取り入れてみませんか。