コロナ不安で心が沈む…落ち込む気持ちとどう付き合う?

目次

・コロナ禍で漠然とした不安を感じるのはどうして?
・漠然とした不安との付き合い方
・毎日の手抜き生活から不安が生まれる
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まだまだ収束が見えない、新型コロナウイルスの流行。自粛疲れの中、今後の生活はどうなるのか、子どもたちの教育はどうなるのか、世界はどうなるのかなど、不安ばかりの毎日でしょう。

そういった漠然とした不安に、落ち込むこともあると思います。不安に押しつぶされないためには、どうすればいいのでしょうか。

■コロナ禍で漠然とした不安を感じるのはどうして?

コロナ禍の中、自分のことはもちろん、子どものこと、夫のこと、家族のこと、仕事のことなど、すべての未来が見えず、多くの人が不安にさいなまれています。

不安を感じても、これまでなら自分や周囲の努力、環境を変えるなどで好転することもあったでしょう。解決できないとしても、ある程度の将来の見通しはたったのではないでしょうか。

しかし、今のコロナ禍は、未知で強大で先の見えないもの。
世界中が総力を上げて対処したにもかかわらず、流行から1年以上たった今でも、明確な未来が見えてきません。自分一人の力ではどうしようもなく、解決のためにすべきこともわからない状態が続き、これまでの常識がすべて崩れてきているために大きな不安を感じているのです。

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心理学者・加藤諦三先生の「不安のしずめ方ー人生に疲れきる前に読む心理学」(PHP研究所)によると、人は不安を感じた時、「現状」「理想の状況」にしがみつく傾向にあるそうです。

しかし、「現状」はどんどん過去になり変化していきますし、「理想の状況」にしがみついてもその状態になるかどうかはわかりません。

今の状況に当てはめてみると、「現状」はコロナ禍をこれまでと同じように我慢し続けること、「理想の状況」は劇的にコロナの流行が収まり元の生活に戻れることでしょう。人は心理的にいずれかにしがみついてしまいたくなると言われていますが、どちらも不確かで解決にはつながらず、漠然とした不安を抱えたままです。


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