には次のような意味があります。
りろん【理論】
個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。また、実践に対応する純粋な論理的知識。「—を組み立てる」「—どおりにはいかない」
(出典:『デジタル大辞泉』小学館)
すなわち、思考の筋道を意味する「論理」に対し、統一的に説明ができる知識をまとめたものを「理論」と位置付けることができるでしょう。
◇使い分けのポイントは「過程か完成品か」
「論理」と「理論」を簡単に見分けるには、「過程か完成品か」というポイントに注目してみてください。
「論理」とは思考や議論を進める上での筋道、つまり「過程」です。結論を出すまでの考え方になるので、必ずしも全てが正しい内容であるとは限りません。そのため、思考の過程に対して周囲からの共感を得られない時は、「論理が飛躍している」という形で用いられることがあります。
一方、「理論」は知識をまとめたもので、「完成品」として捉えることができるでしょう。また、客観的に見た時に誰もが納得できるよう、数字やデータなど誰もが納得できる事実が必要になります。
■「論理」の使い方【例文付き】
「論理」